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食べたくない、食べられない…

少し、シビアなことになるけれども…
これまでで最も長く勤めていた病院では、意外なことに摂食障がいの方のケアにあたらせて頂く機会が多かった。
総合病院だけに、身体的にかなり大変な状態になって入院を余儀なくされるケースがほとんどだった。
重症化するということは、すなわち、重度の低栄養であることを意味している。
そのため、生命の危機に瀕する場合も珍しくなかった。
この現代の日本で、いつの間にか低栄養が浸透するかのように若い世代の人たちがやせていて、さまざまな身体合併症を併発していた。
生死が分けられる現場で、栄養の大切さを学び続ける必要があると考えさせられる日々だった。
同時に、なぜその人はそこまで痩せなければいけなかったのか、ご本人とともに考える機会を与えられていたと思う。
入院治療は、摂食障がいに限らないが、ホームグラウンドを離れてケアを受けるということで、ある意味たいへんな作業となる。
行動制限療法もあれば、精神力動に配慮して対応する方法もあり、その人に合わせて治療が展開されるのだが、痩せをやめ、手放さなければいけない状況に置かれるため、葛藤はとても大きくなる。
それでも乗り越えた時の喜びや将来への希望はご本人の言動にあらわれるようになり、周囲も驚くほどの変化がみられる。
もちろんタイミングを図る必要はあるが、早い介入や予防が行われることが最も良い対応であることは言うまでもない。