寒い冬を越していく
- 2022年2月9日
- コラム
冬の土用はあけましたが、まだまだ寒い日が続いています。
皆さま如何お過ごしでしょうか。
暦に因む言葉を耳にすると、人は昔から季節やその土地柄に合わせた過ごし方を
工夫してこられたのだろうと想像できます。
心身という言葉のとおり、心と身体が連動していることは実感として認識されますが、
それにも個体差があって、暑さ、寒さに強いのか弱いのか、それらも体質で変わってきます。
心の反応も変化する・・・そうすると身体の動きも良くなったり悪くなったりします。
私の記憶では今年は昨年より風が冷たく、冷えの影響がとても強く感じられます。
思ったように体が動かないという方も多いのでは・・・。
お薬を使用しているから、そういうことに余り気を配ったことがないという方も
いらっしゃるかもしれません。
うまくいかない、なかなか治らない、と残念に思われている方もいらっしゃるかもしれません。
厳しい環境に置かれたままでは、緊張も長く続いてしまい、
エネルギーも消耗してしまいがちになります。
なので緩める時間を作ることも、心身の養生にはとても大切です。
それには、この季節、お風呂や温かい食事がとても重宝します。
普段から普通にやり過ごしている日常のなかに、
健康を維持していく智恵があるのかもしれません。
そして、漢方薬といえど不摂生が続いたり必要な栄養が不足していると、
その効果は発揮されなくなってしまいます。
今はコロナ禍という大きな局面にあり、たいへんなストレスを強いられていますが、
生活を工夫することで、寒い冬も心地良く過ごし、
皆さまとともに無事で越していければと思っています。